企業の皆さまへ
Career Development Program for International Students
文部科学省の「留学生就職促進プログラム」は、大学が地域の自治体や産業界と連携し、外国人留学生の日本国内での就職を進める事業です。全国12の拠点が選ばれていますが、愛媛大学は中四国で唯一の拠点大学です。
日本の企業活動を支えているのは、もはや日本人だけではありません。特に「高度人材」といわれるような高度な知識や技能を有している外国人材は、日本の成長に欠かせない存在となっています。とりわけ愛媛県の高齢化率は32.6%、全国9位(平成30年10月1日現在総務省統計局)。一方で経済のグローバル化に対応し海外に進出する企業は増加しています。地方都市こそ優秀な外国人留学生の力を必要としているのです。そこで愛媛大学では愛媛県や経済団体、企業、NPO、国際交流協会とスクラムを組み、オール愛媛体制をとっています。そして、卒業までの一貫したキャリア教育と就職支援で、企業の戦力となり活躍できる人材を育成しています。
第1期生(H20年度卒)〜第12期生(R元年度卒)
国内就職者97名、県内就職者54名
卒業生のなかには、日本企業と出身国との懸け橋となり、営業の第一線で活躍する人、また管理職となり、社員の育成に携わっている人もいます。
学生と一緒に課題に取り組みませんか?
留プロでは、キャリア教育授業
「留学生と日本人学生が共に学ぶ地域ビジネス戦略入門」
「留学生と日本人学生が共に学ぶ組織開発理論とその実践」を開講しています。
多様化する消費者ニーズや海外展開などに対応するために、多様な価値を理解し活かし合う方法を一緒に考えませんか?
新たな視点、発想を求めるための採用基準も
ボーダレス化の必要性を深く感じた
新入社員、管理職等、階層別に参画したことで
結束力がさらに強まった
近い未来で実現するであろう国籍を問わない
多様な人材で仕事をする場面を想像できた
様々な国、年齢、立場の人がいて、
自分では思いつかない発想にもたくさん出合えた
国籍ではなく個人を見ることの重要さを知った
愛媛の観光資源の潜在能力に新たに興味を持った
インターンシップを企業の成長につなげませんか?
インターンシップは、学生にとって自己成長の貴重な機会ですが、企業の皆様にも受入のメリットを実感していただける「Win-Winインターンシップ」を実施しています。
受入企業にとって考えられるメリット
企業の魅力・現状の可視化
留学生の目線で自社の商品、サービス、仕組みの良い点・改善点をチェックし、益々高まるインバウンド需要に向けて新たな戦略に繋げることができます。
外国人採用に向けた具体的な準備
いざ外国人を採用するとなると、文化や習慣の違いによるソフト、ハード両面での整備が必要になります。その具体的な準備に向けた一歩になります。
若手社員のマネジメント能力向上
インターン生は何も知らない留学生。社員からの仕事の任せ方や進捗管理の方法を実体験として身につけることができます。
外国人採用に向けたシミュレーションができた
留学生の熱意に、どの部署も刺激を受けた
外国人と接する機会が少なかったため、
社員で勉強会を開いた結果、
社員同士のコミュニケーションが活発になり、
「みんなで受け入れる」体制が整った
授業で習得した知識が現場で
どう活かされているかを学んだ
丁寧な仕事の積み重ねの上に
大きな成功があることを学んだ
コミュニケーション力の向上のために
さらに語学力を磨きたいと感じた
高度外国人材を活用したい企業のみなさまへ
企業の発展、グローバル化のためには、高度グローバル人材が不可欠です。ビジネス日本語能力と専門知識を有する高度人材留学生を活用しませんか。
サポート協力企業の3つのメリット
企業内グローバル化の促進に役立てられます。
プログラムを通じた留学生と社員の相互学び合いの場、各種インターンシップの機械等を利用し、社内の外国人材活用の意義に対する認知度の向上、留学生受入れを利用した研修担当者のスキルアップ等を行うことができます。
法務省によるプログラム修了生採用企業に対する優遇を受けられます。
在留資格変更手続きにおける優遇措置(2020年開始予定)※条件有
各種企画のご案内が届きます。
1)各種インターンシップ企画のご提案 2)合同企業説明会/外国人財活用セミナー等への参加のお誘い 3)海外進出企業による講演/企業見学ツアー/意見交換会/学生と社員の協働ワークショップ等の企画・開催のお知らせ
社外の通訳を介さず、細かいニュアンスまで伝え聞くことができました!
お客様への積極的な商品提案が出来、営業として活躍の幅を広げています!
目標は常にチャレンジし、今日よりも明日の自分が少しでも成長していること!
大王製紙株式会社
ホーム&パーソナルケア事業部 グローバル商品開発本部
村井 康介さん
やまと印刷グループ
トップフォーム株式会社 執行役員 統括マネージャー
大谷 健太郎さん
ダイオーエンジニアリング株式会社
エンジニアリング本部 ICTソリューション部
エリナ・ビスタさん
留プロ修了生の李さんが担当しているのは、ベビー用おむつの商品開発です。李さんは日本語能力が高く、職場の仲間とも自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとしています。中国出張に同行してもらい現地のユーザーに対し、使い心地のヒアリングを一緒に行ったこともありました。社外の通訳を介さず、直接、李さんが聞き取りをしてくれたお陰で細かいニュアンスまで伝え聞くことができました。今後も中国のお母さんと赤ちゃんをますます笑顔にしてくれるような商品開発に共に取り組んで欲しいと考えています。
留プロ修了生の楊さんは、グループ会社での顧客対応の実務研修を経て現在、東京支店の営業部に所属し、営業活動に日々取り組んでおります。工場で学んだ経験を活かし、お客様への積極的な商品提案が出来、営業として躍の幅を広げています。中国の業者様との打ち合わせも経験し、中国語と日本語の通訳を任せました。今後ますます仕事の幅が広がることを期待しています。
最初の1年半は、環境リサイクル部署で国内外の環境展示会に参加したり、工場見学に行ったりしながら、リサイクル業界の技術的なことを学びました。現在はICタグの設計や国内外の企業と技術的なやり取りをする業務に従事しています。特に海外企業とのやり取りでは、私の強みである語学力を活かし、プロジェクトの先頭に立っています。責任は重大ですが、それだけに大きなやりがいを感じます。入社当初は言葉や文化の違いから不安もありましたが、自分も努力し、周囲の人も忍耐を持って仲間として受け入れてくれ、良い関係を築けました。目標は常にチャレンジし、今日よりも明日の自分が少しでも成長していること、そして責任を持って会社の発展にさらに貢献できるようになることです。