留学生就職促進プログラム「高度外国人材活躍促進シンポジウム」を開催しました【3月26日(火)】

令和5年11月に採択された文部科学省「令和5年度留学生就職促進プログラム」の採択記念イベント「地方のダイバーシティ&インクルージョン促進と産業イノベーション創出を目指す高度外国人材活躍促進シンポジウム」を令和6年3月26日(火)にオンラインで開催しました。本シンポジウムは愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室と、本事業の参画団体であるアビリティーセンター株式会社が共同で企画・実施し、愛媛県をはじめ全国から、大学、企業、経済団体、自治体及び関係機関等の39人が参加しました。

国際連携推進機構の光信一宏機構長による挨拶と登壇者紹介の後、群馬大学大学教育・学生支援機構学生支援センター・キャリアサポート室の結城恵教授・室長による「外国人留学生が就職の地に『地方』を選びたくなる仕組みづくりのために」と題した基調講演があり、群馬県の地域特性を活かした産官学金連携で取り組む、多文化共生と留学生のキャリア形成の実践についてお話しいただきました。

続いて、「地方のD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)促進と産業イノベーション創出を目指す高度外国人材活躍促進のためにステークホルダーに求められること」をテーマにパネルディスカッションを行い、パネリストには群馬大学の結城氏に加え、金沢大学理工研究域電子情報通信学系・留学生就職促進プロジェクトワーキンググループの猪熊孝夫教授・副座長、宮崎大学国際連携センター特別講師外国人ICT技術者人材育成プログラムB-JET担当の森下祐樹氏、合同会社アイメイヨのエルヴィス・アヌープ・シュクラ代表、アビリティーセンター株式会社の白石建取締役・営業部長、愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室の伊月知子室長が登壇しました。登壇者は、大学と企業の視点から高度外国人材を育成して地域への定着を図るための独自の取組と抱える課題、さらに外国人の立場からの高度外国人材活用に対する提言等、情報提供と意見交換を行いました。

最後に愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室の泉谷道子推進コーディネーター・副室長から挨拶があり、盛会のうちに終えることができました。

参加後のアンケートでは、「結城先生の基調講演の中で、留学生に地域に愛着をもってもらうことが地域で働く意欲につながるため、留学生の心の変化を促すことが大事だということを、実践例から学ばせていただきました」、「外国人材だからと言って、特別ではない。一人の人として、仕事し、生活する(暮らす)ことがちゃんとできるようにするのは当たり前。人を集めるだけではなく、彼らのニーズを理解し、それをプログラムへ反映させるという感覚はとても大事だと思った」などの声が挙げられました。

留学生就職促進プログラム推進室では、今後も留学生の就職の支援を行ってまいります。

<国際連携推進機構留学生就職促進プログラム推進室>