留プロのキャリア教育科目のひとつ『留学生と日本人学生が共に学ぶ地域ビジネス戦略入門』が前期も無事終了しました。
今学期はコロナウイルスの影響により、例年とは異なり、遠隔講義での実施となりました。
7つの国/地域出身の学生35名が参加し、地元企業のビジネス戦略やそれに基づく課題への解決法を立案しました。この活動には、大王製紙グループダイオーエンジニアリング株式会社様にご協力いただきました。
「戦略とはそもそも何か」から始まり、業界や競合他社についての分析方法を実際のデータや事例に基づいて学びました。また、多文化で形成されたチームで活動することで、異文化コミュニケーションに関わる学びを得ました。
以下、授業を受けた学生からのコメントです。(一部抜粋)
・環境や背景により、人の考え方や何を重要視するかは異なることを感じた。今まで母国や地域の異なる人との交流が少なかった為あまり違いを身近に感じたり実感したりすることは少なかったが、グループに留学生がいることで違いを感じ、その違いから自分自身の考えに気づかされることがあった。一緒にグループ活動を行っているうちに自然と日本人・外国人という枠組みにとらわれずひとりひとりを個々の人間として見れるようになり、ひとりひとりが違う背景で生きてきて、違う考え方をしていること学んだ。
・授業の冒頭で「戦略とは何か」について話し合った。明確の目標があってもいい戦略がなければ、暖簾に腕押し状態だった。始めフレームワークについて理解できず劣等感を抱いていた。しかし、花房さんから「もし皆さんが教えた内容をすぐ全部わかっていて、うまく実用することができたら、私たちの存在意義がなかったはずです。」という言葉に感銘を受けた。じっくりと自分のペースで前に進んでいきたい。
などの多くの新しい発見について感想がありました。